抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Nostoc sp.PCC7120のような糸状シアノバクテリアの多細胞生活様式は,いわゆる中隔結合を含む細胞-細胞通信システムに依存する。これらは多重蛋白質複合体であり,それはナノ細孔を介して中隔ペプチドグリカンを横断し,隣接細胞を接続し,フィラメントに沿った分子移動を可能にする。フィラメント,栄養細胞及びヘテロシストにおける異なる細胞型が代謝産物及びシグナル伝達分子を交換しなければならない場合,細胞間コミュニケーションは極めて重要である。シアノバクテリアの中隔結合はゲーティングによる分子交換を制御できる。多重蛋白質複合体は3つのモジュールから成る:中隔スパニングチューブ,チューブの両端の細胞質膜内に存在するプラグ,および膜関連キャップモジュール,各隣接細胞の細胞質側のプラグ/チューブモジュールをカバーする。現在まで,FraDは中隔結合蛋白質複合体の唯一の同定された蛋白質成分であり,プラグモジュールに局在していた。ここでは,ベイトとしてFraDを用いた共免疫沈降により新しい成分としてSepNを同定し,さらに中隔接合部集合における必須の役割を示した。正常な中隔ナノポア形成にもかかわらず,sepNの変異体は細胞間コミュニケーションの高度に低下した速度を示し,分子の交換をゲートできなかった。低温集束イオンビーム薄化sepN-変異体フィラメントのクライオ電子トモグラフィーは,プラグモジュールと側方キャップ開口を欠く中隔結合を明らかにした。欠測プラグと現在のキャップの組合せは,正しいキャップアーキテクチャを確実にし,より重要なことに,閉じた中隔接合状態における拡散領域のシーリングにおいて,プラグモジュールの重要性を推論することを可能にした。【JST・京大機械翻訳】