抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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いわゆる量子Cheshire catは,”cat”で同定された物体が,ネコの”grin”で同定されたオブジェクトの性質から分離される現象である。物体(光子)の性質(偏光の成分)が物体自体から分離でき,その物体から既に分離されるとき,同時に増幅できる干渉セットアップで,この現象に類似した思考実験を提案した。さらに,このセットアップを用いて,2つの相補的特性,例えば光子の偏光の2つの直交成分,およびネコのgrinとsnarlで同定できる,他のものから分離される間,それらの1つを増幅できる,という2つの相補的特性を解離するのに使用できることを示した。さらに,測定過程に対するハミルトニアンにおけるスピン-軌道結合のような付加的相互作用項により影響を受ける雑音の多いシナリオへの研究を拡張し,このシナリオにおける物体をいわゆる混乱Cheshireネコで同定する。そのような「融合」がシステムからうまく解離できるgedanken実験を考案し,解離が信号の増幅を助けることを見出した。【JST・京大機械翻訳】