抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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膵管腺癌(PDAC)に対する治療は,少なくとも一部は腫瘍免疫抑制間質コンパートメントのため,あまり効果的でない。腫瘍微小環境における免疫応答に対する正の効果の新しい証拠は,膵臓癌に対する標準化学療法であるゲムシタビン(GEM)の組み合わせ,すなわち,膵臓癌の種々のマウス腫瘍モデル,すなわち,Panc-02(KrasG12D)および同所性KPC(KrasG12D,p53R172H,Pdx1-Cre)移植片の腹膜または同所性における,ニコチンアミド(NAM),ナイアシン(ビタミンB3)のアミド型,の組み合わせをテストすることを,著者らに取り組んでいた。。”Pnc-02(KrasG12D)および同所性KPC(KrasG12D,p53R172H,Pdx1-Cre)移植片]のさまざまなマウス腫瘍モデルにおいて,ニコチンアミド(NAM),ナイアシン(ビタミンB3)のアミド型,および同所性KPC(KrasG12D,p53R172H,Pdx1-Cre)移植片。NAM+GEM群の腫瘍重量と転移数の有意な低下は,すべての対照群に比べて有意に改善された。膵臓腫瘍の免疫組織化学およびフローサイトメトリーは,腫瘍関連マクロファージ(TAM)および骨髄由来サプレッサー細胞(MDSC),CD4およびCD8 T細胞数の増加,およびNAM+GEM群におけるグランザイムBの産生の有意な増加を示した。さらに,腫瘍関連抗原スルビビンに対するT細胞応答は,NAM+GEMを受けたマウスの脾臓で観察されたが,単一薬剤または生理食塩水を投与したマウスではそうではなかった。加えて,腫瘍間質のリモデリングは,コラーゲンIの減少およびヒアルロン酸結合蛋白質の発現,免疫細胞のリンパ節様構造への再組織化およびCD31陽性血管で観察された。免疫腫瘍学遺伝子のパネルに対する発現プロファイリングは,T細胞の移動および活性化,樹状細胞の誘引およびエピトープ拡散に関与する遺伝子における有意な変化を明らかにした。本研究は,進行性膵臓癌のための免疫療法としてのNAM+GEMの可能性を強調する。【JST・京大機械翻訳】