抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マイクロRNAは,標的転写物の転写後調節を指示する進化的に保存された非コードRNAである。ウニ胚を用いて発生中の胚におけるmiR-1s機能の包括的な理解を達成した。結果は,miR-1が,中胚葉由来筋,色素細胞,および骨格形成細胞と同様に,セロトニン作動性ニューロンの腸収縮,特異化,および位置決めを調節することを示す。miR-1の機能獲得は,その機能喪失より,より重度の発達欠損を生じる。miR-1は,骨格形成遺伝子調節ネットワークおよびNotch,NodalおよびWnt1シグナリング成分のEts1/2,TbrおよびVegfR7を直接抑制することを確認した。miR-1sの直接抑制は,FoxQ2を間接的に調節し,セロトニン作動性ニューロンに影響することを見出した。過剰なmiR-1は,減少したNodalとNotchの減少をもたらし,これは,減少した回旋筋線維と色素細胞数をもたらす。miR-1模倣注射により誘導される著しい異所性骨格分岐は,miR-1sの直接抑制により説明され,Vegf3の発現変化および骨格形成を仲介するFgfaを生じる。この研究は,miR-1が全ての胚層に由来する組織に影響する,多様な調節的役割を果たすことを示す。要約:本研究は,胚発達中の3つの胚層全てに由来する構造に影響するmiR-1の広範な調節役割と調節機構を同定した。【JST・京大機械翻訳】