抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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理想化された一般循環モデルを用いて,現実的で空間的に不均一なアフリカ東洋ジェット(AEJ)で発生するアフリカ東洋波(AEW)のグループダイナミックスを調べた。著者らの目的はAEJの限られた帯状範囲がAEW開発に対する障害であるかどうかを調べることである。西アフリカの過渡加熱による全球再解析場と初期化波を用いて一連の基本状態を構築した。支配的な応答は上流と下流を分散する局所化波束である。境界層減衰の粗表現の包含は,ほとんどの場合,波を安定化させる。しかし,いくつかの基本状態では,減衰の存在下でも指数関数的成長が起こる。これはAEWが時々自発的に出現することを示している。重要な結果は,ほぼすべての場合における波束が,離れている代わりにAEJ内に残ることである。他の研究から,これはまた,減衰波が,湿潤対流やダスト放射フィードバックのような付加的エネルギー源と結合すれば成長できることを示唆する。局所AEJにおける波束は,空間的流体力学的不安定性の形である絶対不安定性の条件を満たすように見える。しかし,これはより厳密に検証する必要がある。著者らの結果はまた,AEWsの間欠性は,対流と絶対不安定性の間の遷移ではなく,伝播する赤道波モードのような外部源によって媒介されることを示唆する。【JST・京大機械翻訳】