抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】SARS-CoV-2感染の小児患者におけるウイルス感染からウイルスクリアランスへの移行および抗体応答の理解を改善する。方法:2020年3月13日から2020年6月21日までのRT-PCRおよびIgG抗体によりSARS-CoV-2に対して試験した小児の遡及的分析デザインを,PCR試験を受けた6369人の患者および抗体試験を受けた215人の患者を対象にした。初期研究期間中,試験は主に症候性小児に集中した;後の研究期間は,入院前または術前スクリーニングとして試験を受けた無症候性患者を含んだ。陽性および陰性試験の割合,ウイルスクリアランスまでの時間および血清陽性までの時間を報告する。【結果】陽性率は,コミュニティにおけるウイルス循環により時間とともに変化し,症候性患者の標的試験から入院患者のより普遍的なスクリーニングまで移行した。ウイルス放出の中央値期間(RT-PCR陽性)は19.5日であり,陽性からのRT-PCR陰性は25日であった。注目すべきことに,6~15歳の患者は,16~22歳(中央値=32対18日,p=0.015)の患者と比較して,陽性からRT-PCR陰性のより長い期間を示した。RT-PCR陽性からの血清陽性までの時間の中央値は18日であり,一方,中和抗体(160力価に等しい)の適切なレベルに達するまでの時間の中央値は36日であった。結論:大多数の患者は,SARS CoV-2による感染後のウイルス放出の長期間を示した。持続的感染性と相関するかどうかは不明である。33名の患者のうち17名のみが中和抗体を示し,一部の患者が感染に対して有意な免疫応答をマウントしないことを示唆した。IgG抗体産生が免疫と相関するかどうかは不明であり,長期測定可能な抗体が将来の感染に対して持続し,保護する。【JST・京大機械翻訳】