抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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単相作用電位(MAP)は,電極が心臓組織に対して強固に押し込まれる時に記録された膜貫通電位のほぼレプリカである。その多くの実用的利用にもかかわらず,MAP信号発生のメカニズムと理由が,単極記録とは,完全には知られておらず,論争の問題である。電極直下の細胞の部分的脱分極がMAPシグナルの発生に寄与すると仮定した。本論文では,部分的脱分極仮説を必要としない理想的なMAPと異なる,現実的なMAPと中間形-多相電図を生成するパラメトリック,半定量的方法について述べた。著者らの方法の重要なアイデアは,接合空間の形成,すなわち電極と組織の表面の間の電気的に分離したポケット,および記録増幅器に達する信号を歪めるための高域フィルタとして作用する受動成分の複雑なネットワークの存在である。不動態ネットワークを,電極の不動態組織特性と二重層容量の間の相互作用によって形成した。モデルパラメータの変化により異なる電図を生成することができ,MAPと中間形の両方が信号の連続体に存在することを示した。本モデルは,信号発生の機構を解読し,電極,記録増幅器,および実験装置のためのより良い設計に導くことができる。単相行動能(MAP)は,実験的および臨床的心臓電気生理学の両方で非常に有用であり,活動電位の再分極相に関する貴重な情報を提供することができる。しかし,その利点にもかかわらず,それは現在,小さなニッチ役割しか持たない。主な課題は,理想的なMAPを記録する技術的困難さである。本結果は心臓電図の発生機構のより良い理解を提供し,実験を最適化し,MAPシグナルを記録する完全な電位を達成するためのツールを改善するのに役立つ。【JST・京大機械翻訳】