抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】COVID-19に対するブースターの有効性に関する現実世界データは,特に新しい変異体が出現しているので,限られている。目的:完全ワクチン接種およびブースト(FV&B)および非ワクチン接種(UV)患者を比較する重症SARS-CoV-2感染に対する入院を必要とする患者の人口統計学的,臨床的および転帰変数を評価することを目的にした。【方法】この多施設観察コホート分析は,COVID-19のために入院したFV&BおよびUV成人における人口統計学的,臨床的および転帰変数を比較した。集中治療(ICU)ケア対非ICUケアを必要とするFV&B患者のサブ解析を実施し,これら2群における一般的症状提示,初期バイタルサイン,初期検査,および適切な投薬使用について説明し,分析した。【結果】12月12日,2021年12月6日,4571人の患者の遭遇は,COVID-19の原発性診断と,南東ミシガンの急性治療病院システムにおける入院患者治療を必要とした。入院を必要とする4,571の遭遇のうち,65(1.4%)はFV&Bであり,2,935(64%)はUVであった。FV&B個体は,より高齢であった(74[67,81]対58[45,70];p<0.001)。UV(Elixhauser 16対8(p<0.001))と比較してFV&B群における院内死亡率の有意に高いベースラインリスクにもかかわらず,FV&B患者の間でより低い院内死亡率(7.7%対12.1%;p=0.38)の傾向があった。他の重篤な転帰は,この同じ傾向に従い,FV&B対11.1%のUV患者の7.7%は,それぞれ,機械的換気と4.6%対10.6%の患者で,各群で血管抑制薬を必要とする(p=0.5と0.17)。結論:ブレークスルーCOVID-19に対する病院レベルケアを必要とする完全ワクチン接種およびブーストされた個人は,同じ時間の間,ワクチン接種されていない個人と比較して,ベースラインでより高いリスクを示すにもかかわらず,より重篤な転帰を有する傾向があった。特に,FV&B群は,機械的換気のより低い率,昇圧剤の使用,および院内死亡率を有する傾向があった。COVID-19は広がり続けるので,FV&B集団間の重篤な結果のリスク因子をさらに同定するために,より大きな膨張試験が必要である。【JST・京大機械翻訳】