抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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硝化,亜硝酸塩による硝酸塩へのアンモニアの酸化は,都市下水処理施設(WWTPs)において重要なプロセスである。完全アンモニア酸化(commmox)に寄与するNitrospira属のメンバーは最近発見され,工学水処理システムへのそれらの関連性はよく理解されていない。本研究では,カナダ,オンタリオ州,Guelphの都市WWTPの三次回転生物接触装置(RBCs)から採取した生物膜試料中のNitrospira,アンモニア酸化古細菌(AOA)およびアンモニア酸化細菌(AOB)の分布を調べた。定量的PCR(qPCR),16S rRNA遺伝子配列決定およびメタゲノムを用いて,著者らの結果は,Nitrospira種がRBC生物膜サンプルを強く支配し,そして,commmox Nitrospiraが,他の全ての硝化菌を除外することを示した。集合したメタゲノムから回収したゲノムビンは,以前に特性化されたNitrospiraメンバーとは異なるいくつかの分類群を含む,異なる空間的および時間的分布を有するコンモックスNitrospiraの多重集団を明らかにした。多様な機能的プロフィールは,以前に栽培され,同じRBC生物膜から特性化される唯一の検出されたAOA代表とは対照的に,コナモックスNitrospira間の高レベルのニッチ不均一性を意味する。また,メタゲノムビンは,コンモックスNitrospiraの2つのシアナーゼコード集団を明らかにし,これは,厳密な亜硝酸塩酸化剤ではないNitrospiraに対して以前には示されていないシアナートを分解する能力を示唆した。本研究は,AOB,AOA,コンモックスNitrospira,および他の亜硝酸塩酸化剤の分布および活性を制御する環境因子の継続的な調査のためのモデル系としてのRBCの重要性を実証した。【JST・京大機械翻訳】