抄録/ポイント：
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:体重とアルコール消費の同時変化の遺伝的および環境的基礎は,あまり知られていない。目的:体重とアルコール消費の平行変化の基礎となる環境および遺伝的成分を定量し,それらの間の潜在的共変動を検討した。【方法】分析は,フィンランドのTwin Cohortからの4461人の成人参加者(58%の女性)から成った。アルコール消費とボディマスインデックス(BMI)の4つの尺度は,36年の追跡調査で利用可能であった。各形質の軌跡を,潜在成長曲線モデリングを用いて,切片(すなわち,ベースライン)と傾斜(すなわち,追跡調査の変化)として定義される成長因子によって記述した。成長値を,多変量双晶モデリングにおいて,雄(190MZ対,293DZ対)および雌(316MZ対,487DZ対),同じ性別完全双対対に対して使用した。次に,成長因子の分散と共分散を,遺伝的および環境的成分に分解した。結果:ベースライン遺伝率は男性で同様であった(BMI:h ̄2=79%;アルコール消費:h ̄2=49%),女性(h ̄2=77%;h ̄2=45%)。BMI変化の遺伝率は,男性(h2=52%)と女性(h2=57%)で同様であったが,女性(h2=31%)よりアルコール消費(h2=45%)の変化の男性で高かった。ベースラインでのBMIとアルコール消費の変化の間の有意な遺伝的相関が,男性(r=-0.17(95%信頼区間:-0.29,-0.04))と女性(r=-0.18(-0.31-0.06))で観察された。ベースラインと長期的変化の遺伝的成分は,BMIとアルコール消費の両方に対して性差と相関があった。アルコール消費とBMIの変化に影響する非共有環境因子は,男性で相関した(r=0.18(0.06,0.30))。女性の間で,ベースラインアルコール消費に影響する非共有環境要因とBMIの変化は相関した(r=-0.11(-0.20,-0.01))。結論:BMIとアルコール消費の変化との間の遺伝的相関の証拠を示した。遺伝的影響に無関係に,BMIの変化とアルコール消費の変化を示した。【JST・京大機械翻訳】
