抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アフリカとアメリカにおける黄熱の復活に応じて,2017年にエリミネートイエロー熱疫学(EYE)戦略を開始した。この戦略は予防大量ワクチン接種キャンペーン(PMVC)を含むいくつかのワクチン接種活動に依存する。しかし,多くのPMVCが発生のリスクをいかに減少させるかは,まだ定量化されていない。【方法】著者らは,自己制御症例シリーズ(SCCS)法を用いて,アフリカ風土病地域における黄熱発生の発生および省レベルでのPMVCsの実装の間の関係を評価した。すべての時間不変交絡因子が暗黙的に制御されるので,SCCS法は,残留交絡のリスクが高い場合,古典的コホートまたはケースコントロール研究デザインの代替法である。流行の位置と日付は国際疫学的記録から同定され,PMVCに関する情報はワクチン接種活動と国際資金提供者のコーディネーターによって提供された。研究試料は,2005年から2018年の間のPMVCの流行と標的の両方に影響される省から成った。PMVCの実施前後の発生の相対的発生率を比較した。推定の範囲に対するこの推定の感度を調べ,SCCS法の結果を後向きコホート研究設計で得られた結果と比較した。さらに,PMVCによって予防された黄熱発生の数を誘導した。【結果】研究サンプルは,33のアフリカ行政区から成った。これらの中で,発生はPMVC期間において,26(78.8%)の行政区で,7(21.2%)のプレPMVC期間に起こった。これは,PMVC対プレPMVC期間に対して,0.14(95%信頼区間0.06~0.34)の著しく低下した発生率比に対応した。この推定値は,感度解析の範囲でロバストであったが,コホート型分析の結果は,モデルに含まれる共変量の選択に非常に敏感であった。SCCS結果に基づいて,PMVCは,研究期間にわたってアフリカで34%(22%から45%)の発生数を低減すると推定した。結論:著者らの推定は,黄色熱発生に対するPMVCの高い予防影響の新しい経験的証拠を提供する。本研究は,公衆衛生介入を評価するために,SCCS法が集団レベルで有利に適用できることを示した。【JST・京大機械翻訳】