抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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左背外側前頭前野皮質(LDLPFC)に適用した場合,反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)は,統合失調症の陰性症状を低下させるが,陽性症状には影響しない。少数の症例では,陽性症状の重症度を悪化させるようである。LDLPFCの高頻度rTMSは,基底核(LSTR)-増加線条体ドーパミン作動性活性において左線条体の活性を駆動することによりドーパミン作動性神経伝達を増加させる可能性があると仮定した。この仮説は,前頭-線条体結合または内因性前頭および/または線条体接続が陽性症状の重症度と共vするという仮定に依存する。本研究は,19の初回エピソード精神病(FEP)被験者のサンプルにおける超高磁場(7テスラ)静止状態fMRIの動的因果モデリング(DCM)を用いて,正と負の症状重症度と前頭および線条体ネットワーク内の有効連結性の間の関連を研究することにより,この仮定を評価することを目的とした。統合失調症の全てのコア症状のうち,妄想のみが前頭線条体回路と強く関連することを見出した。結論:LDLPFCとLSTRの強い内因性阻害性,およびLSTRに対するLDLPFCの著しい後方抑制は,妄想の重症度と関係した。著者らは,妄想症状の根底にある線条体ドーパミン作動性緊張の増加が前頭前抑制性緊張の増加と関連し,前頭線条体ブレーキを強化すると解釈する。さらに,著者らのモデルに基づいて,著者らは,前頭前野の連続的シータバーストまたは低周波(1Hz)rTMSによって,陽性症状の軽減が達成できることを提案した。【JST・京大機械翻訳】