抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高速ラジオバースト(FRB)181112の光曲線は,4つの連続パルスに分解され,第1と第3パルスの間の時間間隔(λ≦0.8ms)は,第2と第4パルスの間のそれと一致し,約0.8msの周期での中性子星(NS)スピニングとして解釈できる。この周期は,現在知られている(1.4ms)最も急速に回転するパルサーより短かったが,2元中性子星(BNS)の合体直後に形成される模擬大規模NSに対して典型的である。したがって,BNS合併は,周期性が実であるならば,このFRBの起源のための良い候補である。そのような周期性が重力波(GW)と同時にFRBから検出されるならば,得られる将来の含意を論じた。FRB観測から推定される残留スピン周期P_remは,ポストマーゲル相での現在のGW観測によって容易に得られないユニークな情報である。GWデータから推論された合併M_remの質量と組合せれば,それは核物質の状態方程式に新しい制約を設定するであろう。さらに,マーガレムナントのポストマーガー量P_rem/M_rem,あるいは潮汐変形性は,それらが併合する前のNSの二値潮汐変形性パラメータΛに密接に関連し,そして,共同FRB-GW観測は,Λに関する新しい限界を確立するであろう。したがって,ΛがGWデータによってよく測定されるならば,これらの2つの間の比較は,核物質とBNS合併の性質への更なる洞察を提供するであろう。【JST・京大機械翻訳】