抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
自閉症スペクトラム障害(ASD)は,有意な遺伝的および表現型不均一性1-4を示す関連する神経発達疾患のグループである。ASD遺伝学の理解における最近の進展にもかかわらず,発端者を横断する表現型不均一性の性質は不明のままである。特に,同じ遺伝子に影響する遺伝子破壊(LGD)de novo変異は,しばしば実質的に異なるASD表現型を生じる。それにもかかわらず,同じエキソンに影響する切断変異が,無関係ASD発端者において,著しく類似した知的表現型をもたらすことを見出した。2つの独立した発端者コホートといくつかの他の重要なASD関連表現型について,類似パターンを観察した。出生前および出生後発現に偏ったエキソンは,それぞれ,より低いおよびより高いIQ表現型を有するASD症例に優先的に寄与することを見出した。これらの結果は,遺伝子よりもむしろエキソンが自閉症における切断変異に対する効果的な表現型影響の単位を表すことを示唆する。観察された表現型効果は,スプライシングイソ型のナンセンス仲介崩壊(NMD)により仲介され,通常,比較的軽度(15~30%)により誘導される自閉症表現型は,全遺伝子用量で低下した。再発性ASD変異を有する各遺伝子は,パラメータ,表現型用量感受性(PDS)により記述でき,遺伝子投与量の変化と与えられた疾患表現型の変化の間の定量的関係を特徴付けることを見出した。更に,LGD変異とヒト組織にわたる遺伝子発現の変化の間の類似関係を示した。したがって,類似の表現型パターンは,複数の他の系および遺伝的障害においても観察される可能性がある。【JST・京大機械翻訳】