抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Escherichia属は4種から成り,少なくとも5つの系統は,現在,Escherichia crypticクレードと呼ばれるいかなる種にも割り当てられていない。国際旅行者から大腸菌を分離し,IlluminaおよびNanopore全ゲノム配列決定(WGS)を用いて染色体およびIncI多剤耐性プラスミドの完全なDNA配列を解決した。菌株OPT1704Tは,生化学(VITEK2)およびゲノム試験(平均ヌクレオチド同一性[ANI]およびディジタルDNA:DNAハイブリダイゼーション[dDDH])を用いて,既存のEscherichia spp.と区別できる。16S rRNA配列と682連結コア遺伝子のアラインメントに基づく系統解析は同様の結果を示した。著者らの分析は,さらに,OPT1704T株が大腸菌群IV内に落下し,陰窩クレードIIIと密接に関連することを明らかにした。Enterobase由来の潜在クレードIIIとIVの公的に利用可能なWGSデータとの著者らの分析を組み合わせると,クレードIIIとIV(>96%のクレード間ANI)間の密接な関係を確認し,同じ新種への両方のクレードの帰属を正当化した。E.ruysiae sp.nov.を新種として提案し,大腸菌群IIIとIV(タイプ株OPT1704T=NCCB 100732T=NCTC 14359T)を包含した。菌株OPT1704Tの16S rRNA遺伝子配列のためのGenbank登録番号は,LR745848である。菌株OPT1704Tの完全なゲノム配列のためのGenbank登録番号は,CABVLQ000000000である。【JST・京大機械翻訳】