抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2つの複雑なスカラー場を持つAbelian Higgsモデルにおけるストリングネットワークの形成および進化を調べた。このモデルの特別な特徴は,U(1)ゲージ対称性に加えて大域的U(1)対称性を持つことである。両対称性は2つの複素スカラー場の真空期待値によって自発的に破壊される。ストリングネットワークのダイナミクスは,単一複素スカラー場を持つ通常のAbelian Higgsモデルに比べて非常に豊富である。特に,従来のAbrikosov-Nielsen-Olesen(局所)ストリング解に加えて,新しいタイプのストリング解を見出した。これを非補償ストリングと呼ぶ。孤立した非補償ストリングは,大域的ストリングの場合のように対数的分岐ストリング張力を持つが,非自明なゲージ場構成を伴う。また,2+1次元時空における古典的格子シミュレーションを実行し,相転移における非補償ストリングの形成を確認した。また,より小さい真空期待値を持つスカラー場のゲージ電荷がより大きな真空期待値を持つスカラー場のそれよりも大きいとき,非補償ストリングの大部分は局所ストリングに発展することも分かった。【JST・京大機械翻訳】