抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
cGAS-STING経路は,哺乳類細胞が流入するウイルス,細菌または自己から細胞質dsDNAを検出するのに利用する主要な機構である。CYCLIC GMP-AMP SYNTHASE(cGAS)は,dsDNAs.cGASと直接結合するセンサー蛋白質であり,cGASは環状GMP-AMP(cGAMP)を合成し,これはアダプターSTIMULATOR OF INTERFERON GENES(STING)に結合し,INTEFERON REGULATORY FACTOR 3(IRF3)仲介免疫応答を活性化する。構成的活性化は,Aicardi-Goutieres症候群(AGS)または他のループス様自己免疫障害のようなインターフェロン障害を生じる。マウスまたはヒトcGASを標的化する阻害剤が報告されているが,cGASの両相同体を標的とする小分子の同定は困難であった。ここでは,RU.521が細胞株およびヒト初代細胞でマウスおよびヒトcGASを強力かつ選択的に阻害できることを示した。この阻害活性はcGASの存在を必要とするが,RNA,Toll様受容体リガンド,cGAMPまたは組換えインターフェロンにより活性化される細胞における免疫応答を抑制できない。重要なことに,RU.521を細胞に適用すると,dsDNA誘導細胞内cGAMPの産生は用量依存的に抑制された。この研究は,DNAが誘導する先天性免疫反応のプロービングに対するRU.521の使用を検証し,ヒトおよびマウスcGASに対するその効力を示す前臨床開発に対する理想的な足場としてのその可能性を強調する。【JST・京大機械翻訳】