抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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先天性歯無形成(CTA)は最も一般的な頭蓋顔面異常の1つである。その頻度は遺伝的不均一性に依存して異なる個体群間で変化する。CTAは,家族性または散発性または症候群性または非症候性であった。5つの主要遺伝子は,非症候性CTA,すなわちPAX9,MSX1,EDA1,AXIN2およびWNT10Aと関連することを見出した。本研究では,CTAを有するインドファミリーを調べ,PAX9のエキソン3において新規c.336C>G変異を同定し,機能的に重要なDNA結合対ドメイン領域に位置する112アミノ酸位置でのTrpによる進化的保存Cysの置換を導いた。機能分析は,p.Cys112Trp変異が核局在性を阻害せず,変異蛋白質はより高い細胞質保持を示した。e5プローブを用いたEMSAは,変異蛋白質が対ドメイン結合部位と結合できないことを明らかにした。その後,GSTプルダウンアッセイは,既知の相互作用体MSX1と変異蛋白質のより低い結合活性を明らかにした。PAX9過剰発現HEK293のさらなるRNA配列決定は,野生型PAX9によりアップレギュレートされるが,変異体ではなく,2つの潜在的新規標的,WNT4とWNT7bを同定した。これらのin vitro結果は計算結果と一致した。in vitroと計算の観察は,c.336C>G(p.Cys112Trp)変異がPAX9の機能喪失をもたらし,このファミリーのCTAをもたらすことを示唆する。【JST・京大機械翻訳】