抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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外有毛細胞(OHC)非線形キャパシタンス(NLC)は,OHC電気運動性に関与する蛋白質,プレスチン(SLC26a5)の電圧センサ電荷運動を示す。NLC周波数応答の以前の測度は,発生する可能性のある誘電損失(電圧による位相からのセンサ電荷運動)の影響を評価しず,このような損失がプレスチンの周波数依存活性に影響する可能性がある方法を採用した。ここでは,30kHzまでのプレスチンの複素容量を評価し,このアプローチを用いて決定した周波数応答が全ての以前の推定値と一致することを見出した。また,膜張力は,その電圧動作範囲の実質的なシフトにもかかわらず,プレスチンの周波数応答に影響を及ぼさず,プレスチン遷移速度変化がシフトの原因ではないことを示した。周波数にわたるプレスチン活性の大きさのロールオフは,蝸牛増幅を消失させることが知られているサリチル酸塩処理によるNLCの減少を凌駕する。したがって,そのようなロールオフは,いくつかの哺乳類によって処理された非常に高い音響周波数における蝸牛増幅に寄与するプレスチンであれば,有効性を制限する必要がある。【JST・京大機械翻訳】