抄録/ポイント：
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は口腔扁平上皮癌(OSCC)と診断された患者の口腔に豊富に存在する微生物分類群の分布を調べることを目的とした。電子データベース(PubMedとGoogle Scholar)におけるOSCCミクロビオームに関する関連文献の探索を始めた。同定された文献から,PRISMAガイドラインに従って包含基準に基づくデータ抽出のために,研究を考察した。最初の1217の公表研究から,包含基準を満たす合計15の関連研究を同定した。これらの研究は,異なる微生物量に対する健常対照者との相関関係によって,OSCC患者の口腔における微生物分類群の検出に対して行われた。選択した研究からのデータは,口腔,すなわち歯肉領域,舌,頬部および口の床の異なる解剖学的部位における微生物分類群に関する証拠を提供した。文献中の微生物フローラの検出に対する最も一般的な方法は16s rRNA配列決定であった。文献からのこれらの研究だけは,リスク要因,すなわちタバコ喫煙と煙無し,ベテルキッド,アルコール,およびOSCCの歯周炎の関連を示す更なる分析のために考慮された。得られた6つの研究における危険因子は,統計的有意性(p値<0.05)を有する強いオッズ比(OR)を示した。これらの危険因子の計算リスク比(RR)も,実質的な不均一性を示した。これらの研究は,Fusobacterium,Capnocytophaga,Prevotella,ParvimonasおよびPorphyromonas属に属する歯周病原体の豊度の増加を示した。喫煙または無煙タバコ,ベテルキッドおよびアルコールのようなOSCCの危険因子を有する豊度に関連する微生物分類群は,歯周炎を引き起こす微生物分類群と非常に類似していた。OSCCにおける腫瘍発生の初期段階における推定バイオマーカーのクラスであるOSCCにおける歯周病原体の豊度に対する検出は,これらの危険因子に曝露された個人において,OSCCにおける腫瘍発生の初期段階における推定バイオマーカーのクラスである。【JST・京大機械翻訳】
