抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Arabidopsis thalianaを含む多くの開花植物において,接合子の非対称分裂は,異なる運命を持つ頂端および基底細胞を生成する。頂端細胞は胚を産生し続けるが,基底細胞は,胚外および最終的に老化する6~9静止細胞のsuspensorを生じる,限定された数の背斜分裂を受ける。しかし,いくつかの遺伝的背景,または胚のアブレーションにおいて,懸濁細胞は周膜細胞分裂を受け,最終的に第2の双子苗を形成する。同様に,胚発生は,様々な遺伝子によって体細胞から誘導されるが,suspensor由来胚との関係は不明である。ここでは,胚の運命形質転換に対する懸濁の性質とその遺伝的トリガーを検討した。著者らは,最も既知の胚発生誘導転写調節因子および受容体様キナーゼを特に懸濁細胞で発現させた。これらのうち,RKD1とWUSのみが遺伝性双子苗表現型を誘導した。次に,再プログラミングに向けた発生経路に取り組むために,異なるトリガーにより,suspensor分裂が活性化される胚における形態及び運命マーカー発現を解析した。著者らの結果は,胚同一性に対するArabidopsis suspensor細胞のリプログラミングが,定義された調節因子によって誘発された特異的細胞反応であり,保存された発生軌跡に従い,胚後組織からの体細胞胚発生の過程に類似性を共有することを示す。【JST・京大機械翻訳】