抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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壁滑りの予測および/または制御能力は,降伏応力流体の流体力学における基本的問題であり,それは今日まであまり理解されておらず,バイオおよびマイクロ流体システムにおいて重要な応用を有する。平面アクリルマイクロチャネルにおける単純な降伏応力流体(Carbopol Ultrez 10)の定常流の系統的な測定を用いて,壁速度勾配と滑り速度に対する厳密なスケーリング則を確立した。カスタム開発したデジタル粒子画像流速測定(DPIV)技術と組み合わせたエピ蛍光顕微鏡により,広範囲の流速内で速度場の時系列を測定し,全プラグ,部分プラグおよび完全降伏の3つの異なる流れ領域を同定した。各流動様式に対応して,平滑スプライン関数を用いて速度プロファイルを外挿して壁面速度勾配と滑り速度を得た。流れ場測定をマクロレオロジー測定と組み合わせることにより,壁速度勾配に対するスケーリング則と壁せん断応力による滑り速度を同定し,文献からの結果と比較した。速度場の詳細な顕微鏡観察は,RefにおけるMetivierと共同研究者によって提案された壁スリップを抑制するためのチャネル壁の化学処理の有効性の評価を可能にした。[1].【JST・京大機械翻訳】