抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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原惑星ディスクの熱構造を理解することは,惑星形成をモデル化し,ディスク観察を解釈するために重要である。軸対称照射ディスクの熱構造を計算するための新しい二層放射伝達モデルを示した。標準2層モデルと異なり,本モデルは,ディスク表面で再処理した星光の半径方向および垂直移動を説明する。従って,このモデルは,直接恒星のない「影」表面以下の温度の計算を可能にする。仮定された軸対称性のおかげで,再加工された星光束は,低コストで計算できる一次元積分形式で与えられる。さらに,本モデルは時間依存エネルギー方程式を用いて中平面温度を変化させ,従って熱不安定性を扱うことができる。惑星誘起ギャップを持つディスクに大域的2層モデルを適用し,このモデルが20%以下の精度で計算的に高価なモンテカルロ放射伝達計算から得たディスクの温度プロファイルを再現することを確認した。また,照射ディスクにおける熱波不安定性の長期挙動を研究するためにモデルを適用した。簡単で計算的に効率的であるので,グローバル2層モデルは,ディスクの熱進化とダスト発生の間の相互作用を研究するのに適している。【JST・京大機械翻訳】