抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ワクチンは,保護的および治療的反応を誘発する際に,有意な将来性を示した。しかし,最も効果的なワクチンは,いくつかのブースターショットを必要とし,標的特異性を増加させ,ワクチン安定性を改善するためにしばしば用いられる小分子および合成ペプチド抗原に対する強力な応答を生成するのは困難である。APCによる連続抗原取込と処理および持続性Toll様受容体(TLR)プライミングは抗原特異的体液性免疫を増幅することが示されているが,合成分子およびペプチドを含むメソ多孔性シリカマイクロロッド(MSR)ワクチンの単一注入が強力で耐久性のある抗原特異的体液性免疫を効果的に発生できるかどうかを検討した。ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)デカペプチドに対するMSRワクチンの単一注入は12か月以上続く非常に強力な抗GnRH応答を誘導した。MSRワクチンは,ボーラスまたはアルハイドロゲルミョウバンワクチン製剤よりも高い力価を生じた。さらに,トラスツズマブ結合ドメイン内のHer2/neuペプチドに対するMSRワクチンは,腫瘍細胞表面上の天然Her2蛋白質に対する免疫反応性を示し,ニコチンに対して指示すると,長期抗ニコチン抗体を生成した。機構的に,MSRワクチンは1回の注射,記憶B細胞の発生後3週間以上にわたって持続的胚中心(GC)B細胞活性を誘導し,ワクチンによる少なくとも7日の免疫刺激が効果的な体液性応答を生成するのに必要であることを見出した。まとめると,これらのデータは,MSRワクチンが複数の免疫の必要性を迂回し,生殖生物学,癌,および慢性中毒との関連で内因性抗原に対する抗体の長期産生を増強するための合成抗原ワクチンの有望な技術を表すことを示唆する。【JST・京大機械翻訳】