抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
【背景】トウモロコシ葉枯病Dalbulus maidisは,トウモロコシ生産に影響を及ぼす3つの重要な発育病原体の主要なベクターである。この種に対する最も一般的な制御戦略は,最小,短期保護を提供する殺虫剤の使用である。この状況において,RNA干渉(RNAi)のようなゲノムベースの技術は,殺虫剤誤用に関連した悪影響を回避する,高度に特異的な方法でこの害虫を制御する適切なアプローチである。したがって,本研究の目的は,異なるdsRNAデリバリー法を通してD.maidisに対するRNAiの適用を評価し,標的遺伝子,Bicadal C(BicC)の機能を知ることであった。【結果】著者らは,in silicoでRNAi機構のコア成分を同定,特性化し,D.maidisへの外因性二本鎖RNA(dsRNA)デリバリーの2つの方法を確立した。昆虫卵形成-dsRNAの重要な調節因子であるBicCは,成体雌への注入または摂食を介して成功裏に送達され,対照雌と比較して,卵巣における転写物レベルおよび産卵および観察可能な表現型の有意な減少を引き起こした。低用量のdsRNABicCは,強いRNAi応答を誘発するのに十分であり,D.maidisがRNAiに非常に敏感であることを示した。結論:これは,著者らの知る限り,この害虫に対する新規で殺虫剤フリーな制御戦略に向けて前進できるツール,D.maidisにおけるRNAi応用を記述する最初の報告である。【JST・京大機械翻訳】