抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多くの小核小体RNA(snoRNA)は宿主遺伝子のイントロンから処理されるが,snoRNAの適切な生合成と運命に対するスプライシングの重要性はよく理解されていない。ここでは,スプライシング因子の不活性化またはスプライシングシグナルの変異は,部分的に処理したハイブリッドmRNA-snoRNA転写物(hmsnoRNA)の蓄積を生じることを示す。HmsnoRNAは核エキソソームによりsnoRNAの成熟3′末端に加工され,snoRNP蛋白質により結合される。HmsnoRNAは翻訳共役RNA品質管理経路により影響されないが,それらはmRNA様5’伸長により主要な細胞質エキソヌクレアーゼXrn1pにより分解される。これらの結果は,スプライシングの完了がイントロンコードsnoRNAの完全かつ正確なプロセシングを促進するために必要であり,スプライシング欠損が細胞質崩壊によるハイブリッドmRNA-snoRNA種の分解につながり,イントロンコードsnoRNAの生合成のためのスプライシングの重要性を強調することを示した。適切なリボソーム機能および翻訳に必要なリボソームRNA内のヌクレオシドの修飾をSignification Statement Small核小体RNAは仲介する。多くのsnoRNAは宿主遺伝子のイントロン内にコードされ,これらの低分子RNAの正確な生物発生は機能的snoRNAを産生するのに必要である。ここで示した研究は,スプライシング反応が不活性化されると,snoRNAが,宿主遺伝子のmRNAと小RNA成分の両方を含む異常なハイブリッドRNAの産生を導く異なる生物発生経路を受けることを示す。snoRNAは主に核小体で見出されるが,これらのハイブリッドRNAは細胞質mRNA分解経路により分解される。これらの結果は,正確なsnoRNAプロセシングを促進し,異常なmRNA-snoRNAハイブリッドの産生を防ぐためのスプライシングの重要性を示す。【JST・京大機械翻訳】