抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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遍在性,すなわちランダムおよび準周期(QP)無秩序を有する量子系で生じる2つの異なるタイプの無秩序によって動機づけられて,著者らは,二次元正方形格子における相互作用ボソンの系に対して,これらの2つのケースに対応する新たな位相特性の系統的比較を実行した。このような比較は,各格子におけるランダム不規則性が完全に相関しないので,準周期的無秩序性は本質的に決定論的である。サイト分離平均場近似を用いて,BoseHubardモデルに関するパーコレーション解析に続いて,いくつかの異なる相,例えば,よく知られたBose-ガラス(BG),Mott絶縁体(MI),超流動(SF)相,およびさらに,QP無秩序に特有な混合相を観察し,QP無秩序に特異的で,QM相として呼んだ。偶然に,QP障害はランダム障害の場合よりもBG相を効率的に安定化する。さらに,臨界遷移点と対応する臨界指数を計算することにより,種々の相転移を特性化するために有限サイズのスケーリング解析を採用した。その結果,両タイプの無秩序に対して,BG相からSF相への転移は同じ普遍性クラスに属することを示した。しかしながら,QP無秩序に対するSF遷移に対するQMは,異なる臨界指数から成り,それによって,異なる普遍性クラスの関与に結びついた。無秩序強度の関数として起こるすべての種々の相転移を表す臨界指数は,文献で利用可能な量子モンテカルロ結果と良く一致することが分かった。【JST・京大機械翻訳】