抄録/ポイント:
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ストレスソームは,代替シグマ因子SigBの活性化を介して,環境ストレスを感知し,いくつかのグラム陽性細菌におけるストレス応答を仲介することが示されている蛋白質複合体である。この複合体のin vivo特性化は,Vibrio vulnificusまたはSigBを持たない他の細菌で行われていなかった。V.vulnificusにおけるストレスソームの役割の解明は,グラム陰性細菌における複合体の機能モデルを精緻化し,SigBがない場合の調節出力を同定する要素を提供するであろう。ストレスソーム遺伝子座はVibrio vulnificus分離株の44%でのみ見出され,ストレスソームの役割はこの細菌種において必須または調節性であるかどうかという疑問を提起する。本研究では,ストレスソーム遺伝子の発現を栄養-枯渇条件で証明し,ストレスソーム遺伝子座の1オペロン単位としての共転写とその推定下流調節遺伝子座を示した。さらに,ストレスソーム複合体を構成する4遺伝子を欠くストレスソーム変異体の構築により,この複合体がin vivoでの役割を調べることができた。初期確立された変異誘発戦略はリファンピシン耐性V.vulnificusに依存し,組換え細菌を選択した。著者らのデータは,ストレスと病原性特性に及ぼすRifR対立遺伝子の影響が,ストレスソームのどんな影響も遮光することを示した。したがって,非修飾V.vulnificus親株とDAP栄養要求性大腸菌ドナー株による代替変異誘発戦略を確立した。栄養-複製条件における成功的に生成された変異体の広範な表現型特性化は,ストレスソームがV.vulnificusの成長に有意に寄与しないことを示した。ストレスソームは,試験したストレスの範囲に対するV.vulnificusの応答を調節しなかった。さらに,ストレスソームは,V.vulnificusの運動性とエキソ酵素産生には不要である。【JST・京大機械翻訳】