抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
粘性流体中に懸濁した磁性粒子から成る磁気粘性流体は,磁場がない場合に十分に分散した粒子で自由に流れるが,粒子凝集は磁場を印加すると流動停止をもたらす。剪断流を受ける磁場中の磁性粒子間の相互作用を解析することにより,動的停止のメカニズムを調べた。孤立した球状磁性粒子は,低磁場での回転状態と高磁場での静的配向の間の遷移を受ける。希薄粘性懸濁液に対して,静的配向を有する球状双極子および分極性粒子に対する相互作用の影響を調べた。剪断流中の非回転粒子の反対称力モーメントによる流体力学的相互作用,および粒子磁気モーメント密度による磁場の修正により,もう1つの粒子における磁場擾乱による磁気相互作用が存在する。濃度変化があるとき,トルクバランス条件は,粒子磁気モーメントの配向に擾乱をもたらす。これらの擾乱による正味力とドリフト速度を計算し,生成した集団運動は異方性拡散過程と等価である。磁場が流動面にあるとき,磁場方向に垂直な2つの方向における拡散係数は負であり,濃度変動がこれらの方向で不安定であることを意味した。この不安定性は磁気粘性流体における磁場誘起動的停止を開始できた。【JST・京大機械翻訳】