抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
生物の密接に関連するグループ(共系統性)の系統発生間の一致は,生態学的に重要な相互作用間の進化的リンクを反映する。しかし,偏性共生の古典的例にもかかわらず,サンゴと藻類の共生は,サンゴと藻類の両方が遺伝的に未解決で形態学的に隠れた種を含むため,過去に妨げられてきた。ここでは,Moorea,フランスのポリネシアからの共起性,潜在性Pocillopora種を研究し,それらの相対豊度は深さにわたって異なる。宿主Pocillopora(ゲノム遺伝子座,完全ミトコンドリアゲノムおよび数千の一塩基多型)およびそれらのSymbiodiniaceae共生生物(ITS2およびpsbAncrマーカーを用いて)の新しい系統発生を構築し,共系統性を試験した。分析は,主にCladocopium latusorumまたはC.pacificumのいずれかをホストとするMooreaでの前礁上の5つのPocillopora種の存在を支持した。C.latusorumを寄主するPocillopora種のみ,また,深さにわたって類似した相対豊度を持ち,また,SymbiodiniumとDurusdiniumから分類群を収容した。一般的に,クラドコピウム系統発生はPocillopora系統発生を反映した。Cladocopium種内では,系統はまたPocilloporaハプロタイプとの関連で異なり,核移入の証拠を示し,2つの最も一般的なPocillopora種で深さを示した。また,新しいPocillopora種(ハプロタイプ10)の証拠を見出したが,これはフランスのポリネシアからのみサンプリングされ,正式な同定を正当化する。これらのPocilloporaおよびCladocopium種および系統の連鎖系統学は,共生種分化が宿主におけるニッチ多様化により駆動されるが,希少症例における共生生物柔軟性に対する証拠がまだ存在することを示唆する。【JST・京大機械翻訳】