抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らは,太陽サイクル(SC)23と24の両方をカバーする1996~2019年の間の379のラジオラウド(RL)CMEsとそれらの関連フレアを統計的に分析した。観察期間に基づいて2組の個体群に分類した:i)235事象はSC23(1996年8月~2008年12月)に属し,ii)144事象はSC24(2009年12月2019年)に属する。SC 24におけるRL CMEsの平均残留加速度(--17.39±43.51m s ̄-2)は,SC 23(--8.29±36.23m s ̄-2)におけるRL CMEsのそれより2倍低く,SC 24におけるRL CMEsの減速はSC 23の2倍速いことを意味する。SC 23(1443±504km s ̄-1;13.82±7.40R_°edcir)のRL CMEsは,SC 24(1920±649km s ̄-1;12.51±7.41R_°edcir)のRL CMEsより高い標高でピーク速度に達する。また,SC 23におけるRL CMEsの平均見かけ幅がSC 24よりも少なく,統計的に有意であることも観察した。SC23は,SC24(3.46R_°edcir)よりもDHタイプIIバーストの開始時に低い平均CME鼻高さ(3.85R_°edcir)を有した。SC 24に対するRL CMEsに関連したDHタイプIIバーストの開始頻度は,SC 23のそれより有意に大きい(低い高さで形成)。太陽サイクル(R=0.80,ε=1.53)に対するDHタイプIIラジオバーストのドリフト速度と中間周波数の間に良い相関があることを見出した。RL CMEs運動学とそれらの関連する太陽フレア特性のほとんどは,SC23とSC24で類似していることが分かった。SC 24のヘリオスフェアにおける全圧の減少は,RL CMEsが,SC 23より低い高さでDH II型放射線放出をもたらす,より広く,減速するのを可能にすると結論した。【JST・京大機械翻訳】