抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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変異マウス株の遺伝的背景は,疾患発生において重要な役割を果たす。異なる遺伝的背景(WSB/EiJ)に対するLepr変異が肥満,糖尿病および非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の発症に影響するかどうかを検討した。本研究では,ヘテロ接合体(db/+)マウスをWSB/EiJ株(肥満とNAFLDに耐性である)で10世代以上戻し交配し,WSB/EiJ背景に組み込まれたLepr変異遺伝子を持つ5世代間交配した。肥満,糖尿病およびNAFLDの発症に対するB6.db株およびWSB/EiJ株と新規に誘導されたコンジェニック株を評価し,関連させた。WSB/EiJ背景上のLepr変異遺伝子系統は有意な体重を獲得し,肥満の他の特徴的な特徴を示した。しかし,NAFLDの発生率および他の腎臓合併症は,この株では観察されなかった。WSB/EiJ背景にLepr遺伝子を有する新規遺伝子性マウス株は,糖尿病とNAFLDのない肥満の研究のための有望なモデルであり,また,糖尿病とNAFLDの発症に関与する様々な機構を理解するのに役立つであろう。【JST・京大機械翻訳】