抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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COVID-19は,長期入院および挿管の高いリスクと関係し,細菌共感染および抗菌剤耐性に対する懸念を生じる。以前の研究は,様々な臨床的および人口統計的設定において,COVID-19患者に対して広範囲の細菌性肺炎率を示してきたが,類似の治療設定において,SARS-CoV-2陰性患者に対して入院COVID-19患者を比較した。方法:2020年3月10日から2020年12月までのCOVID-19試験の入院患者に関する後向きコホート研究を実施した。合計19219人の患者が含まれ,そのうち3,796人はSARS-CoV-2陽性であった。COVID-19患者の呼吸培養順序で2.6倍の増加(p<0.001)を見出した。1人あたりの基準で,COVID-19患者は,非COVID患者より1.5倍多く,異常な呼吸器培養(46.8%対30.9%,p<0.001)があり,これは主に挿管を必要とする患者により駆動された。肺炎患者の中で,COVID-19患者の有意に高い割合は,非COVID患者と比較して人工呼吸器関連肺炎(VAP)を有していた(85.7%対55.1%,p<0.001)が,より低い割合は,地域獲得(12.2%対22.1%,p<0.01)または院内感染性肺炎(2.1%対22.8%,p<0.001)を有した。また,COVID-19患者におけるMRSA,K.pneumoniaeおよび抗生物質耐性生物に対して陽性の呼吸器培養の割合が有意に高かった。したがって,COVID-19患者の呼吸培養順序の増加率は,挿管を必要とする患者に対して臨床的に正当化されるようであるが,SARS-CoV-2がVAPのリスクを増加させる方法を理解するためには,更なる研究が必要である。【JST・京大機械翻訳】