抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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以前の研究は,エナメル形成関連遺伝子における複数の遺伝的変異と,矛盾した結果を伴うう蝕のリスクの間の関連を報告している。方法:著者らは,2020年3月21日以前に発表された研究のためのPubMed,Cochrane Library,HuGEおよびGoogle Scholarデータベースの系統的文献検索を行い,エナメル形成関連遺伝子における遺伝的変異と虫歯のリスクとの関連について,メタ,遺伝子ベースおよび遺伝子クラスター分析を行った。系統的文献検索は,分析に対する合計24の研究を含む21の関連出版物を同定した。AMELXにおける遺伝的変異rs17878486は,齲蝕リスクと有意に関連していた(OR=1.40,95%CI:1.02-1.93,P=0.037)。ENAM(OR=1.15,95%CI:0.88~1.52,P=0.310)におけるrs12640848による虫歯のリスク,MMP20(OR=1.07,95%CI:0.76~1.49,P=0.702)におけるrs1784418,およびENAMにおけるrs3796704(OR=1.06,95%CI:0.96~1.17,P=0.228)との間に有意な関連は見られなかった。遺伝子に基づく分析は,AMELXにおける複数の遺伝的変異体が,う蝕(6つの変異体;P<10-5)のリスクとの共同関連を示し,MMP13(3変異体;P=0.004),MMP2(3変異体;P<10-5),MMP20(2変異体;P<10-5)およびMMP3(2変異体;P<10-5)における遺伝的変異を示した。遺伝子クラスター分析は,このエナメル形成遺伝子クラスターにおける遺伝的変異と虫歯のリスク(P<10-5)の間の有意な関連を示した。本メタ分析は,AMELXにおける遺伝的変異体rs17878486が虫歯と関連し,エナメル形成関連遺伝子における複数の遺伝的変異がう蝕のリスクに寄与し,虫歯の病因におけるエナメル形成遺伝子における遺伝的変異の役割を支持することを明らかにした。【JST・京大機械翻訳】
