抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,低温高密度雲で検出されたプロトン化分子数の重要な増加が見られた。ここでは,HC3Nの準安定異性体であるHCCNCのプロトン化型であるHCCNCH ̄+のTMC-1における検出を報告する。これは,低温高密度雲中で検出された準安定異性体の最初のプロトン化型である。検出はYebes40mとIRAM30m望遠鏡で行った観測に基づき,4つの調和的関連線を明らかにした。回転定数B=4664.431891+/-0.000692MHzと遠心歪定数D=519.14+/-4.14Hzを導いた。潜在的キャリアの高レベルab initioスクリーニングから,イオンHCCNCH ̄+に一連の線を確信する。HCCNCH+に対して(3.0+/-0.5)e10cm ̄-2のカラム密度を導き,0.010+/-0.002のHCCNCH+/HCCNC存在比をもたらした。この値は最先端の化学モデルにより良く再現されるが,それはHCCNCH ̄+の化学に関する重要な不確実性の対象である。冷ち密な雲中のプロトン化分子の観察および理論的状態は,プロトン化対中性存在比MH+/Mが高プロトン親和性(>700kJ/mol)を有する種Mに制限され,MH+/M比が0.001~0.1の範囲で,プロトン親和性との明白な相関なしで,中性Mのプロトン親和性の増大に伴って増加する全体的傾向が存在することを示す。近い将来,低温高密度雲における検出の良い候補である種々のプロトン化分子を示唆した。【JST・京大機械翻訳】