抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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PD-1阻害剤ペムブロリズマブは皮膚T細胞リンパ腫の白血病変異体であるSezary症候群の治療に有効である。著者らの目的は,Sezary症候群における健康および悪性T細胞に及ぼすペムブロリズマブの効果を調査して,ペムブロリズマブ反応を予測する特性を発見することであった。6つのSezary症候群患者から分離した118,961の末梢血T細胞の単一細胞RNA配列決定により,ペムブロリズマブ治療の3週間前と後に試料を分析した。T細胞受容体クロノタイピング,バルクRNA-seqシグネチャ,および全エキソームデータを統合し,悪性T細胞とそれらの根底にあるサブクローン不均一性を分類した。ペムブロリズマブに対する応答は,Sezary T細胞内のより低いKIR3DL2発現と関係することを見出した。ペブロリズマブは,T細胞活性化関連遺伝子のSezary細胞遺伝子発現を調節した。CD8エフェクター集団は,強い細胞毒性プロファイルを有するクローン的に拡大した集団を含んだ。CD8末端エフェクターとCD8エフェクター記憶T細胞集団の拡大を,治療後の回答患者で観察した。コード変異のサブクローン分離およびコピー数変異を含む,患者内Sezary細胞不均一性を観察した。この研究は,悪性および健康なT細胞の両方で,ペムブロリズマブの異なる効果を明らかにした。これらのデータは,Sezary症候群におけるペムブロリズマブ応答の予測バイオマーカーとしてのKIR3DL2発現とCD8免疫集団のさらなる研究を支持する。【JST・京大機械翻訳】