抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近数年間にわたる新しいインターネットプロトコルの急速な展開とCOVID-19パンデミックは,より最近(2020),インターネットトラフィック構成の変化をもたらした。従って,インターネットがどのようにそのような短期および長期イベントを捉えるかを理解するために,トラヒックシェアの最新の顕微鏡的見解が必要である。この目的のために,日本の研究ネットワークと米国のTier-1 ISPにおける交通構成を観察した。2つのドメイン間リンク(MAWI(日本)とCAIDA(New York-Sao Paulow))で受動的に捕捉されたトラフィックトレースを分析し,それはMAWIトレースのためのデータの100GBとCAIDAトレースのためのデータの4TBをカバーする。MAWIリンクに及ぼすCOVID-19の影響を研究することによって,著者らは,クラウドストレージとビデオ会議サービスからの交通量の増加と同様に,OpenVPNとrsyncの交通量における実質的な増加を見出し,それは,クライアントがパンデミックの間,遠隔作業にシフトすることを示している。2018年3月から2018年12月までの交通トレースでは,IPv6の利用はCAIDAモニタで急速に増加し,IPv6交通量は2018年3月2018年の1.1%から12月2018年の6.1%に増加し,一方,IPv6トラヒックシェアは交通量の約9%でMAWIデータセットで安定に留まる。アプリケーション層における他のプロトコルの中で,CAIDAリンク上のIPv4トラヒックの60%~70%は,HTTP(S)トラフィックであり,その内,2/3が暗号化される。MAWIリンクでは,トラヒックの90%以上がWebであり,その内の約75%が暗号化されている。以前の研究と比較して,これはHTTPS対HTTPの3対1比までの暗号化Webトラフィックのより大きな増加を示す。そうしたように,この研究における観測は,交通シェアが時間とともに変化し,また,同じ一般化方法論と分析の使用にもかかわらず研究したバンテージポイントに依存して大きく変化し,他の交通監視データセットにも適用可能であることを再確認した。【JST・京大機械翻訳】