抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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アルコールの主観的効果はアルコール使用障害(AUD)脆弱性と治療転帰と関連する。アルコールの受容効果はこれらの主観的効果の一部であり,薬物識別手順を用いて動物モデルで測定することができる。新たに開発されたmGlu2およびmGlu3陰性アロステリックモジュレーター(NAM)はAUDに対する潜在的治療法であり,アルコールに対する受容感受性を変化させる可能性がある。【目的】ラットにおけるアルコールの受容効果に及ぼすmGlu2とmGlu3NAMsの影響を測定する。【方法】Long-Evansラットを,オペラント(男性のみ)とPavlovian(男性および女性)薬物識別技術の両方を用いて,水からアルコール(2.0g/kg,i.g.)の受容刺激効果を識別するために訓練した。獲得訓練後,アルコール用量反応(0,0.5,1.0,2.0g/kg)実験を行い,行動に対する刺激制御を確認した。次に,mGlu2およびmGlu3の関与を試験するために,ラットを,アルコール投与(2.0g/kg,i.g.)の前にmGlu2-NAM(VU6001966;0,3,6,12mg/kg,i.p.)またはmGlu3-NAM(VU6010572;0,3,6,12mg/kg,i.p.)で前処理した。【結果】Pavlovian識別において,雄ラットは,雌ラットと比較して,1.0および2.0g/kgアルコールに対して,より大きな前受容性感受性を示した。mGlu2-NAMとmGlu3-NAMは,Pavlovianとオペラント識別を用いて,雄と雌ラットのアルコールの受容効果を減弱した。最も高い用量でmGlu2-NAMに応答する潜在的性差が存在する可能性がある。結論:雄ラットは,雌ラットと比較して2.0g/kgアルコール訓練用量の受容効果に感受性が高い可能性がある。mGlu2とmGlu3 NAMの両方は,雄と雌ラットでアルコールの受容効果を減弱した。mGlu2-NAM感受性の性差を観察した。これらの薬剤は,アルコールの主観的効果の鈍化によって,部分的にAUDの治療の可能性がある。【JST・京大機械翻訳】
