抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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遺伝子型ごとの相互作用(GxE)は,生物形質における変異が遺伝的あるいは部位特異的プラスチック応答のみの固定効果によって説明できないことを示す。劇的な環境変化を経験している熱帯サンゴ礁に対して,サンゴ性能に対する遺伝子型,環境,およびGxEの寄与を同定することは,残留性の予測と回復戦略の開発の両方にとって極めて重要である。絶滅危惧サンゴA.cervicornisの形態及び生存に及ぼすG,E,及びGxEの影響を,フロリダキーの9礁サイトに10遺伝子型の共通庭園(n)を曝露するin situ移植実験を通して,G,E及びGxEの影響を定量化した。コロニーレベル3D写真測量による1年間にわたる運命追跡外植により,サンゴサイズと生存者に対する有意なGxEを明らかにし,コロニー性能に関して普遍的な勝者が存在しないことを示した。さらに,GxEの存在は表現型可塑性における種内変異の存在を意味する。平均形質値の違いよりむしろ,個々のレベルの形態学的可塑性は,最もプラスチックの個体が最速の成長および最も高い生存を示すのに順応していることを見出した。これは,適応形態可塑性が進化し続け,A.cervicornisの成功に影響し,気候変動における礁群落をもたらすことを示す。焦点礁が活発な回復サイトであるので,表現型の変動が性能の重要な予測子である知識は,回復計画に直接適用することができる。まとめると,これらの結果は,サンゴ修復のための遺伝的および環境ベースの戦略に情報を与えることができる表現型可塑性の生態進化動力学を研究するためのシステムとしてA.cervicornisを樹立する。【JST・京大機械翻訳】