抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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選択したエネルギー間隔[E-ε,E+ε]内で量子ハミルトニアンの任意の固有ベクトルを準備できる確率的量子計算アルゴリズムを示した。抑制因子δによる他のすべての固有ベクトルのスペクトル重みを低減するために,必要な計算努力は,O[|log||/(pε)]として,pはターゲット固有ベクトルと初期状態の二乗重なりである。ロッドアルゴリズムと呼ぶ方法は,補助量子ビットを用いて,ハミルトニアンマイナスパラメータEの時間発展を制御する。各補助量子ビット測定により,固有ベクトルの振幅は,Eに対するエネルギーの近接性に依存する確率因子によって乗算される。この方法で,測定数において指数精度を持つターゲット固有ベクトルに収束する。固有ベクトルの調製に加えて,この方法はハミルトニアンの全スペクトルも計算できる。いくつかの例を用いて性能を説明した。誤差εによるエネルギー固有値決定のために,計算スケーリングはO[(logε) ̄2/(pε)]である。固有状態調製では,計算スケーリングはO(logΔ/p)であり,Δは残留ベクトルの直交成分の大きさである。固有状態調製の速度は,位相推定または断熱発展に対する速度よりも指数的に速かった。【JST・京大機械翻訳】