抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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不可逆的(共有結合)酵素阻害剤は,同じIC_50値が,高い化学反応性を伴う比較的低い初期結合親和性または他の方法のどちらかから生じるので,単一点で測定したIC_50値を用いて,生化学的効力に対して明確にはランク付けできない。共有結合阻害剤の効力ランキングを解消するために,ここでは2つの異なる反応時間で測定した2つの別々のIC_50値に依存するデータ分析手順について述べた。2段階速度論的機構E+I{右左ハルポロン}E{中間ドット}I[->]EIに従う共有結合阻害剤の場合,2つのIC_50値のみを用いて,結合親和性の尺度として阻害定数(Ki)と化学反応性の指標として不活性化速度定数(kinact)の両方を推定することができた。1段階速度論的機構E+I[->]EIに従う共有結合阻害剤の場合,簡単な代数式を用いて,IC_50の単一実験値から共有結合効率定数(kinact/Ki)を推定した。方法の根底にある2つの単純化仮定は,(1)ゼロ阻害剤枯渇であり,これは阻害剤濃度が常に酵素濃度よりも有意に高いことを意味する;(2)非抑制対照アッセイにおける一定の反応速度。新たに提案した方法を,7桁にわたる共有結合効率定数を有する64の不可逆的阻害剤を含むシミュレーション研究を用いて検証した。【JST・京大機械翻訳】