抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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外側のコンパニオンを有する内部偏心バイナリから成る階層的三重システムを考察した。内部バイナリのまわりの高度に不整合した周囲バイナリディスクは2つの競合効果を受ける。(i)内部バイナリ偏心ベクトルに関する節点歳差運動(極性アラインメント)と(ii)偏心のKozai-Lidov(KL)振動と,不整合の減少につながる外のコンパニオンによって駆動される傾斜のKozai-Lidov(KL)振動。結果はこれらの効果の時間スケールの比に依存する。内部バイナリトルクが支配的なならば,ディスクは極性配向に整列する。外側のコンパニオントルクが支配的であれば,ディスクはKL振動を受ける。その場合,高偏心および誤整列ディスクは破壊され,内部2成分によって分泌され,一方,いくつかの質量は外部コンパニオンに転送される。しかし,トルクが類似しているとき,周方向円板の外側部分は大きな偏心振動を受けることができ,一方,傾斜は極方向に近いままであった。極性配向に進展する初期ディスク傾斜の範囲は,外部コンパニオンの存在下でより小さい。ディスク破壊は,極アラインメント過程中に,少なくとも一時的に,より起こりそうであった。HD98800における恒星軌道は,周囲2進円板の極性アラインメントが予想されるようなパラメータを持つ。ガスがない場合,固体粒子は,KL駆動偏心が2成分に近接するので,ガスディスク内部潮汐打切半径より,はるかに小さい半径で不安定である。【JST・京大機械翻訳】