抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景:セアソナールインフルエンザは,米国でかなりの臨床的および経済的負担を生じ,高齢および共存症を含む脆弱な集団は,インフルエンザと関係した医学的合併症のリスクが高い。方法:著者らは,2つのステージでIQVIA PharMetrics(R)Plus請求データベースを用いた後向きコホート研究を行った。ステージ1では,2014年10月1日から2018年5月31日までのインフルエンザシーズン中に医学的に参加したインフルエンザのエビデンスのある患者を同定し,多変量ロジスティック回帰モデルを用いて,30日間のインフルエンザ関連入院を予測する患者の特徴を同定した。ステージ1,2014年10月1日から2019年3月1日までインフルエンザシーズン中のインフルエンザ患者のコホートを選定し,また,追跡調査(30日および指数インフルエンザシーズン)中の全原因病院および救急科受診のインフルエンザ-属性率を比較するため,インフルエンザのない患者に対して1:1傾向スコアマッチングを使用した,ステージ2に対する関心の高いリスク亜群からの知見を得た。結果:ステージ1では,1.6百万以上のインフルエンザ症例が同定され,そのうち18,509(1.2%)が入院であった。高齢は入院のオッズ比の9倍(≧65歳対5~17歳;OR=9.4,95%CI8.8~10.1)と関連しており,共存症の選択は入院のオッズ比の2~3倍と関連していた。ステージ2において,共存症を有する高齢インフルエンザ患者は,うっ血性心不全(41.0%対7.9%),慢性閉塞性肺疾患(34.6%対6.1%),冠状動脈疾患(22.8%対3.8%),および後期慢性腎臓病(44.1%対13.1%,すべてのp<0.05)の患者を含む,インフルエンザのない患者と比較して3~7倍高い30日入院率を有した。結論:インフルエンザ関連合併症のリスクは,高齢者,特に特定の根底にある共存症を伴う患者において上昇し,過剰な医療資源利用につながる。現在利用可能なワクチンを超える継続的な努力は,高リスク集団におけるインフルエンザ負荷を減らすために必要である。【JST・京大機械翻訳】