抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Dirac様方程式,非対称Dirac方程式を導き,そこでは同じ波数を共有する粒子と反粒子が異なるエネルギーと運動量を持つ。この方程式は適切なLorentz変換(ブーストと空間回転)の下でLorentz共変であり,その波動関数に対する対応する変換則を決定することを示した。非対称Dirac方程式と標準Dirac方程式の間の形式的接続を得て,著者らは,現在の波動方程式の自由パラメータを適切に調整することによって,通常のDirac方程式の予測を再現できることを示した。非対称Dirac方程式の理論フレームワークにおける粒子の静止質量は,適切なLorentz変換の下で相対論的不変量である4つのパラメータのセットの関数であることを示した。これらの4つのパラメータは,標準Dirac方程式に現れる質量に対するアナログである。パリティと時間反転操作(不適当なLorentz変換)の下で非対称Dirac方程式の共分散を保証し,電荷共役操作の下で,これらの4つのパラメータが4ベクトルの4つの成分と同じ方法で符号を変化することを証明した。質量は,それらのパラメータの二乗の関数であるが,不変のままである。また,非対称Dirac方程式に対する自由粒子平面波解を広範囲に調べ,そのエネルギー,ヘリシティおよびスピン投影演算子ならびにいくつかのGordonの同一性を導いた。非対称Dirac方程式に最小結合処方を適用した後,この文脈で水素原子を解き,その非相対論的限界を適切に得ることができた。【JST・京大機械翻訳】