抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:日本では,院内感染を予防するために,医療従事者(HCWs)を伝染性ウイルス(麻疹,風疹,ニワトリポックス,ムンプス,およびB型肝炎)に対してワクチン接種する。しかし,いくつかのものは十分な抗体(準最適応答者)を生成しない。生きた弱毒化ウイルスまたは不活化ウイルスワクチンに対する最適応答者が,重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)mRNAワクチンに対する適切な抗体を生産できるかどうかは解明されていない。【方法】この前向きコホート研究において,SARS-CoV-2抗スパイク抗体を,第1BNT162b2ワクチン接種から第2ワクチン接種後5カ月まで11回測定した。準最適および正常応答者の抗体価を比較した。SARS-CoV-2中和抗体活性を,2回目のワクチン接種後,最適以下の応答者,1週間から1か月,および5か月に2回測定した。方法:本研究は,2つの用量のmRNA BNT162b2ワクチンを3週間間隔で受けた50人のHCWsを含んだ。【結果】ワクチン接種後,SARS-CoV-2抗スパイク抗体は,各時点での準最適および正常応答者からのサンプルにおいて検出可能であった。SARS-CoV-2抗スパイク抗体価の中央値は,BNT162b2ワクチンの2回目の投与(321.0対2251.5,P=0.029)を受けた1週間後の正常応答者よりも,準最適応答者で高かった。準最適応答者は,2回目のワクチン接種後1週間から1週間までSARS-CoV-2中和抗体活性,および2回目のワクチン接種の5か月後に,2回目のワクチン接種の5か月後に陽性閾値を超えた。【結論】BNT162b2ワクチン接種の後,準最適応答者は,SARS-CoV-2を予防するために,適切なSARS-CoV-2抗スパイクおよびSARS-CoV-2中和抗体を得た。これらの結果は,SARS-CoV-2に対するmRNAワクチンによるワクチン接種も,従来のワクチンに対する最適以下の応答者に対して推奨されるべきであることを示唆する。【JST・京大機械翻訳】