抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】代謝異常のクラスタ化はワクチン誘発免疫を弱める可能性があるが,SARS-CoV-2ワクチンに関する疫学的データは不足している。本研究は,医療従事者のPfizer-BioNTechワクチンに対するメタボリックシンドローム(MetS)と体液性免疫反応の間の横断的関連を調べた。方法:参加者は,21~75歳の946人の医療従事者で,調査の1-3か月前にPfizer-BioNTechワクチンの2回目の投与を完了した。MetSは,関節中間状態に従って定義した。SARS-CoV-2スパイク免疫グロブリンG(IgG)抗体を定量アッセイを用いて測定した。多変量線形回帰を用いて,MetS状態と比較してIgG力価の幾何学的平均力価(GMT)と幾何平均比(GMR)を推定した。結果:合計51人の参加者(5.4%)は,MetSであった。MetSを有する医療従事者は,MetSのない患者(GMT 5033;95%CI,4395~5764)よりも有意に低いIgG力価(GMT 3882;95%信頼区間[CI],3124~4824)を有し,GMRは0.77(95%CI 0.64~0.93)であった。0(参照群),1,2,3,または[≧]4MetS成分を有するそれらの間のIgG力価に対するGMRは,それぞれ1.00,0.89,0.86および0.61であった(P傾向=0.004)。結論:結果は,MetSとより多くの成分を有することが,Pfizer-BioNTechワクチンに対するより弱い体液性免疫反応と関係することを示す。【JST・京大機械翻訳】