抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自然寄生植物が生物多様性に対する主要な世界的な脅威である植物侵入のための生物防除としての可能性を示す証拠が増加している。しかし,実現すべきこの可能性のために,制御する必要がある侵入宿主の範囲を同定すべきであり,また,寄生虫がもたらす潜在的オフターゲット効果も評価した。これに取り組むために,オーストラリア南部における自然発生個体群において,主要な侵入種Rubus anglocandicansと2つの天然潅木,Acacia pycnantaとBursaria spinosaに対するオーストラリアの天然シュート半寄生植物,Cassytha pubescensの影響を調べた。著者らは,非感染および感染植物の葉面プレダウンおよび中間日量子収量,電子伝達速度(ETR),気孔コンダクタンス(gs),炭素同位体組成および葉面窒素濃度[N]を,また,C.pubescensに対して測定した。感染は,侵入性R.anglocandicansのpredawnおよび中間日量子収量,ETRおよびgsを有意に減少させた。対照的に,感染は,自然宿主のプレダウンおよび中間日量子収量,ETRまたは炭素同位体組成に影響を及ぼさなかった。しかし,C.pubescensは天然宿主gsに対して有意な負の効果を持ち,宿主[N]に対する正の効果を有した。パラサイト茎[N]はB.spinosaよりもA.pycnanthに感染すると有意に高かった。これらの結果は,自然宿主に対する穏やかなオフターゲット効果を有し,従って,植物侵入を緩和し,生物多様性の保護を助ける可能性を示す,侵入宿主に及ぼすより大きな影響を有する自然寄生植物の証拠を強化する。【JST・京大機械翻訳】