抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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磁場は星形成銀河の乱流星間媒質(ISM)の動的に重要な成分である。これらの磁場はダイナモ作用によるもので,乱流運動エネルギーを磁気エネルギーに変換するプロセスである。乱流駆動スケールより小さいスケールに作用するダイナモは乱流ダイナモとして知られている。ISMは多相媒質であり,観察は磁場の特性が相によって異なることを示唆する。ここでは,乱流ダイナモの性質がどのように相に依存するかを調べることを目的とした。二相媒質における非等温乱流ダイナモ(等温ガスを仮定した)をシミュレートした。暖相(T≧10 ̄3 ̄K)は遷音速であり,低温相(T<10 ̄3 ̄K)は超音速であることを示した。指数関数的成長段階における磁場の成長速度が両相で類似していることを見出した。渦度の増幅と破壊の原因となる項を計算し,両方の位相において渦度が乱流運動により増幅され,さらに暖相における傾圧項によって増幅され,低温相における対数密度勾配の存在下で粘性相互作用のために破壊されたことを示した。乱流運動エネルギーに対する磁気の最終比は,強いLorentz力により,低温相において低いことを見出した。非等温乱流ダイナモは等温対応物とは著しく異なり,これは多相媒質における乱流ダイナモを研究するための必要性を示した。【JST・京大機械翻訳】