抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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複雑な酸化物上のユビキタス分子の反応性の理解は,エネルギー応用と触媒作用に広い影響を与える。ガーネット型Li_7La_3Zr_2O_12は,リチウム(Li)イオン電池用の有望な固体電解質であり,周囲空気に曝露したとき,H_2OとCO_2と容易に反応する。このような反応は電池操作に有害なLi_7La_3Zr_2O_12上に汚染層を形成する。しかし,Li_7La_3Zr_2O_12とH_2O及びCO_2との強い相互作用は,Li_7La_3Zr_2O_12をH_2O解離及びCO_2吸着を触媒する有望な担体にした。ここでは,第一原理計算を用いて,Li_7La_3Zr_2O_12表面上のH_2OとCO_2の吸着と反応を調べた。H_2OはプロトンとLi ̄+の交換を通して反応し,金属水酸化物種を生成することを示した。高いH_2O被覆率では,H_2O分子の半分は解離するが,他の半分は無傷のままである。CO_2はLi_7La_3Zr_2O_12表面と直接反応して炭酸塩種を生成した。H_2OとCO_2のLi_7La_3Zr_2O_12との個々の反応は,H_2OとCO_2の共吸着よりも熱力学的に有利であることを明らかにした。最後に,低温と高分圧がH_2OとCO_2のLi_7La_3Zr_2O_12との反応を促進することを示した。Li_7La_3Zr_2O_12のエネルギー貯蔵応用のために,本研究は表面汚染を最小化するための加工条件を導いた。触媒作用の観点から,著者らの知見は,H_2O解離と強いCO_2吸着を必要とする反応のための担体としてLi_7La_3Zr_2O_12のような複合酸化物の使用の可能性を明らかにした。【JST・京大機械翻訳】