抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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論文[Optica 8,12(2021)]のコメントにおいて,著者らは,1.1NA目標と2.2nJの単一パルスエネルギーを有する140fsレーザパルスと80MHzの繰返し速度によって,焦点点温度が0.3K上昇し,水中で100s後に平衡に達することを示した。これらは,レーザーによる脳組織への損傷が,熱効果ではなく,むしろ血漿が仲介する化学的効果によるものではないことを示唆する。生きている動物におけるfsレーザ照明による熱蓄積を定量化するために,著者らは,成体マウス皮質において300mの深さでレーザ焦点の近くの温度変化を測定するために熱電対センサを使用した。著者らの結果は,930nmの波長で,レーザ焦点から25m,10~300mWのレーザが,1秒で0.3K以上の脳組織温度上昇と28K以上の最大平衡温度上昇をもたらすことを示す。これらの実験的測定はコメントにおける理論的に計算された値よりも著しく高い。これらの結果は,fsレーザ振動子からの集束低エネルギーパルスの熱蓄積効果が,生体脳における側副損傷に著しく寄与することを示唆する。【JST・京大機械翻訳】